体験談 4
真夜中の出張
家族と仕事が大好きなおじいちゃん。夜中の2時ごろに今から出張に行くと言い張り、まだ夜中だと言っても時間を理解できない。今から行けばちょうど良いからタクシーを呼べと言い出した。
失 敗
「今何時だと思ってるの?こんな夜中の出張なんてないし、行っても無駄」と言うと「今からでないと間に合わん」とおじいちゃん。こんなやり取りを繰り返すうちに「なんで行かせないんだ!」と怒り出す。いつまで現役だと思ってるわけ?夜中だと言うのに仕事に行くだなんて。も~ほんとに勘弁して欲しい…そんな思いがおじいちゃんに伝わるのか、どんどん機嫌が悪くなる。
成 功
「はいはい、今タクシーを呼ぶからね」と電話をかけてるふり。じっと見つめてるおじいちゃんを騙すため電話の相手なんていないのに「タクシーを1台お願いします。場所は…。」と一人で会話を進めていく。電話を置いて「込み合ってるからしばらくかかるみたい」と説明すると、出張に行けると安心した様子。お茶でも飲んで待ってようかと気分転換させる。ただ困るのが、すぐには忘れないので、タクシーを待っている間に「タクシーはまだね?」と言ってくること。でも嘘をつき通し「ほんと遅いね。」と同調し、「もうすぐ来るから大丈夫だよ」と言ってその度に安心させていく。
ひと言
出張に行くって…もうとっくに辞めているのに本人は忘れている。しかも時間の認識ができない。それが夜中だと本当に辛いです。寝ているところを起こされて相手をしないとけない。嫌気がさすのは当然だと思います。しかも事実を伝えれば本人のご機嫌を損ねてしまう。でも本人にとっては仕事に行くことが事実なんだし、やっぱり否定しないのが一番早く楽になれると思います。